ショッピングカートによる子どもの事故に気を付けて!!

近年、スーパーマーケットやショッピングモール等での店舗内事故のなかで、ショッピングカートに関する事故が増えています。そのほとんどが、子どもが被害にあう事故で、カートから立ち上がったり、子どもだけで押したり、揺らしたりする場合が事故に繋がっているようです。
ショッピングカート利用の際は、横転しないよう本来の使い方をする他、ベルトやハーネスなどを装着するなどの転落防止にも注意しましょう。
参考までに、これまでの事故の主な事例を紹介しますので、くれぐれも気を付けてください。(平成28年12月7日独立行政法人国民生活センター発表資料より抜粋)

【事例】
ショッピングセンターのカートに乗っていたところ、転落し後頭部を打撲した。すぐに泣き意識消失もなかった。その後吐き気があり自宅に帰っても吐き気が続くため受診したところ、頭部CTにて後頭蓋骨の急性硬膜外血腫を認め、救急搬送された。(2015年2月発生 1歳8カ月 女児 重症)

【事例】
駐車場内で子ども用ショッピングカートから転落した。高さは約1m、下はコンクリート。すぐに啼泣(ていきゅう)あり、嘔気(おうき)・意識障害などはなし。右前額部に3cmの裂創あり。一部、骨膜が見えている。(2012年7月発生 3歳8カ月 女児 軽症)

【事例】
母親と一緒にスーパーで買い物をしていて、一緒にレジ前で会計の順番待ちをしていた。本人はカートの下段に乗っていた。本人が揺らしたのか、ショッピングカートが転倒し、床へ転がった。右手親指にけがをしており、出血していたので、救急車で搬送。受診時、右手第1指は圧挫されており、開放骨折、爪は剥離していた。手術し、入院。(2012年11月発生 2歳6カ月 男児 中等症)

医療機関ネットワークにみる店舗用ショッピングカートでの子どもの事故-転落時の頭部損傷のリスクが高く、危険です!-(外部サイト)

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